奈落の底への伝言4/21の32012年04月21日 20:28

奈落の底への伝言70・・玉虫色の訳は?

今日、NHKラジオで川柳の話があっていた。やはり、昔に作られたものは専門家が集まっても解読が十分にできないものが出るという。たいていの物事には、その成立当時の時代背景とかが重要であろうけれども、その背景も不確かであるから、当然、短文文学などは、あいまいさから逃れられない・・・つまり、この表現方法は論理的でないのである。   

ワビとか、サビとか、ものの哀れ(の中に、真の美や優しさがあるらしい)とかで、解読できなくても、まあ、だれも真剣な論議を必用とは考えず、それでも良いという文化なのである! ・・・相手を察して理解する超能力がある人が多いのであろう・・・しかし、

だいたい、「古池や 蛙飛び込む 水の音」のどの部分がソレであって、悲しいげトカ、哀れとか、過去への思いが書いているのであろうか・・・人それぞれが、これまた、それぞれに感じて、その感覚は同一ではないが、一同は感動をする。ソコは一様なのだ。しかし、玉虫色だ。英訳するとなると、玉虫色に伝わるが、感動する点では同じだとするしかあるまい。何か設計図でも伝える文書とすれば、その文書は(あるいは言語は)役目を果たしていないのである。

・・若者言葉はもちろんとして、多くの日常語が残念ながら論理的でないわけだ。かといって、契約書とか法律などの文章は、まあ、くどいことくどいことで、あれはあれで、もっと洗練(表現の)させる必用があるわけだが、骨が折れる。というわけで、これができる人には道が開けようねえ。

東名

↑横浜つれづれからの画像(新東名高速道路)

http://blogs.yahoo.co.jp/nfmwc006/archive/2012/4/17


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