奈落の底への伝言4/6の32012年04月06日 22:21

奈落の底への伝言62・・ニュートン

理科の実験式というのがある。これを、たとえで言えば次のようなものだ。ニュートンは、喧嘩をした。まあ、思春期ぐらいの時期だが。またシュバイツアーも喧嘩をした・・もう少し幼い時期だったが。しかし、二人は、その後に優秀になっていった。

おお、喧嘩は人を優秀にする。・・これが実験式である。どんどん喧嘩をさせるべきであるが一般式で、そうして、その理由を突き止めれば公理というか公式(または定理)となるのである。

コペルニクスの地動説にはじまりケプラーは惑星(木星や火星だのだ)の運動が実験式的に楕円であるというのを突き止めた。彼らは医師とか観測家であったから、まあ、そのあたりまでだった。だが、これだと、なぜ楕円軌道なのかが説明ができない。ニュートンは物体に引力があると考え・・・そのためには力が物体間の距離の二乗分の1比例している必用があることを計算で突き止めた。23歳ごろの自宅でのことだった。惑星は数個あるので連立方程式のようにすれば、大抵の星の質量や定数も求められたであろう。引力自体があることはリンゴの一件で判明していて理由は分からなくとも存在は明白だったし。

すでにデカルト(哲学者の)によって幾何学は代数(方程式のこと)で表すという革命も知っていたニュートンは、数式が宇宙を記述する文字であるとして創造神の秘め事を発掘したのである。神様はこのようにスゴイと示したわけだ。ハレー彗星のハレーは、ニュートンが、薦めに従って理論を公開してくれたこと(製本させた)に「興奮のあまり死んでしまわなかったのはまさに幸運だった」と言ったと。こうして新時代が幕を開いたのである。福沢師匠がいう“一人の学力が全世界を動かす例もある(伝言58)”という話は、ニュートンのことであろう。

ぽ


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://naraku.asablo.jp/blog/2012/04/06/6403053/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。