奈落の底への伝言3/302012年03月30日 00:11

奈落の底への伝言51・・女遊び

“女遊び”とは、ぶっそうな言葉だ。数々の誤解が起きかねない。

世の中のは馬鹿な方が多くいて、「据え膳食わぬは男の恥」だの「雄の本性(動物の話らしく)は、多くの異性との交わりである」という話に、あいづちを打つ人がいる。それも女性だ。・・なんとも丸め込まれたことであるが、そう話しかけているのが女性としたら、相手に堕落をして欲しいと願っているのだ。

まあ、プレゼントに、ゲーム機や携帯やタバコを送るような行為だ。

さて、わが福沢師匠の話を見てみよう。

家老が師匠を呼び出して言った。「君は、やらしい女の居る家に毎度出入りして夜遅くまで飲酒をしていると聞く。恥ずべき評判があって残念だ。徳のあるものは、果物畑では靴や帽子をさわってはならない・・犯罪者と疑われることを知り給え」ぐらいの注意を受けたという。師匠は、色男と呼ばれて嬉しゅうござると答えたとか。・・福翁自伝の品行家風

教訓:やらしい行為は疑われる程度でも問題があるということ。並の人(つまり我々だ)はしないこと。また、師匠は、やらしい話が得意であったが、経験を求めなかったとか・・そんな暇人ではなかったのだ。だが、その方面の話題は、どんどんできた。つまり、そういう話をする方は、しない方が多いのだ。

教養のある人とは、真(ま)に受けずプレゼントを受け取らない人だ。

空3




奈落の底への伝言3/302012年03月30日 01:15

奈落の底への伝言52・・人間として

「据え膳食わぬは男の恥」だの「雄の本性(動物の話らしく)は、多くの異性との交わりである」という話の主は、私も懲らしめておこう。

雄の本性は・・と言うが、では、あなたは動物を手本とするか?できるのか?うちのポチなんぞは、毎晩、フトンも使わず露天で寝ておって、来るべき野生に帰る日を待っているような生活をしている。また、近くのニャンコ君は、もう徹夜でライバルたちと戦って異性獲得競争をしている・・数日は飯も食わんほどだ。高崎山の猿も似ていることだ。これらを手本として生きられるのかな?うそつきめ

何?生物学的で、心理学的に言っていると?私、その方面は、福沢師匠の話よりも詳しいのだ。もう一度言おう。嘘つき人間は、迷惑をかけない範囲の(公共の福祉に反しない限りの)自由の下で、自分を養い国家に奉仕する流れの中にあるのだ。

金は君のモノでも、一人の男が複数の女性を妻のように扱うというこは、まっとうな男に、君が遊び尽くした女性を押しつけることになるではないか?道徳にも法律にも背き、しかも天の理(自然界の法則)にも背くのであるから、最終的に、君も相手も姦淫罪で奈落の底に落ちるしかないのだ。・・学問のすすめ第8編(文面は多少変えてあるが、意味は変わっていまい)

師匠は、また、こうも言う。いっときの性欲(家畜小屋のような性の行いだが)のために風俗を乱し、子孫の教育に害するのは、天下に毒を流すことと同じだ。罪人である。何?子孫繁栄のため?・・それを詭弁と言うのだ。人の心を持つ者のすることではない。(妾だの、若い娘に次々と手を出す行為は、社会への大迷惑行為である。感染症も広げるではないか。若い娘は、将来の夫と家族をつくるための国家の財産だから、結婚の意思のない男は手を出すのは犯罪以外の何者でもなかろうが。馬鹿者)

諭吉