奈落の底への伝言2012年03月02日 00:57

奈落の底への伝言38・・身分

梅の花
                   
 
そもそも、大学は、価値があると言い切れるか?
  エジソンは行っていない。トヨタやホンダ、ブリジストン、パナソニックなどの創業者だって行ってないのだから、それが例外としたら、何とも多すぎる例外である。つまり、例外でありえないほどだ。
  いつか話題とした自助論を見ても、結局、学歴が助けるとは書いてないのである。・・・だが、私は、学歴(学校歴でないことがある)は必用であると思う。
  たとえば、物理学はニュートン、マックスウェル(電磁気の)、それに近代物理学者の数名で建設されたといっても過言ではない。もちろん、アルキメデスやらガリレオなど重要な人が大勢いるのではあるが。物理学や数学の記述(文字)は数式であるためか、有名な人々の学歴は高い。キュリーなども当然、高学歴である。
  どうも、学校で何かを習うというよりは、学生同士と教授陣をも含めた相互学習集団といった面がある・・そこが良いのではないかと思う。
  ケンブリッジ大学は世界の超有名校であろうかと思う・・縁はないが・・。それは先の二偉人も学んだというところが効いていよう。だが、そのケンブリッジとて第二のニュートンは生み出せないのだ。ニュートンは、ロンドンでペストが流行して学校が閉ざされた時期に、自宅で研究をしたと伝記は記している。・・うーん、教訓が見えたな。
  第二のニュートンを生むには学校を1年ばかり閉じることだ!

  なんてバカなことは無いが、しかし、これも前に書いたアインシュタインも、あんまり講義には出席せずに独学の面があったようだ。テスト前にノートは見せてもらったようだがね。
  何だ、学校には行って、そうして、講義は受けて無い・・
  そう言えば、共産党宣言のマルクスは高学歴は良いとして、エンゲルスに資金援助を受け(パトロン)、1850年から亡くなる1883年までの30年間、大英図書館に朝10時から閉館となる夕刻の6時まで毎日通い続けて『資本論』を書き上げたとか。つまり、学生みたいな身分で単身研究をした・・といったところであろう。この学生という安定性(身分)がいい(重要)んだ。

  結語:
  家が行かしてくれるというなら、学校へ行こう。迷うな。
  

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