奈落の底への伝言3/13 ― 2012年03月13日 00:18
奈落の底への伝言44・・・否は否だ
よく聞かされることだが“人に厳しく、自分に甘い”という方がいるという。だが、人に甘いという方の中には要注意の人がいる。
昔々のお隣の国の話だ。鮑叔と管仲という方々がおられましたとさ・・教科書にもあったねえ。2人は若い時に商売をしていた。管仲は、多くの給金を取りましたが、鮑叔は不満を言うことはありません。管仲が貧しいのを知っていたからです。やがて、管仲が官僚になって失策をしても、鮑叔は、彼をダメな人とは思いません。長所を引き出せない人に仕えたからだと思いました。そうして鮑叔の見立て通りに、この管仲は立派な宰相になりましたとさ。
人に甘い人というのは、この鮑叔のような人ではない。そう、たとえば、迷惑メールを発送して利益を得ているような方をかばうような人である。彼らとて税金を払っているしィ!・・と、理解を示す人だ。
迷惑メールを実行しているのは、きっと奈落の底の住人だ。そう、何らかの理由で、もう、そうしないと生きられないような方なのだ。気の毒である。が、その迷惑メール(だいたいがスパム)の犠牲になる人も気の毒な方が多いのである。そうして、迷惑メールをやってのける方の多くが、税金をも逃れる方策を取っていることだろう。ほら、そんな人を知っているよね?身近だもんね。
私の所にやって来たスパムを見てみると、おお、案外と有名なソフトで発信している。それによると、1時間あたり180万通ぐらいを軽く発送できるとか。犯罪メールを。自分のアドレスなんぞは偽装していて発信元が中々調べにくいようにしてある。犯罪だ、なりすましは。・・これらが、多分にインターネット内の交通渋滞を起こしているのだ。犯罪だ。
偽装に、なりすましだから、ウイルス対策ソフトもすり抜けられ易く、結局、プロバイダーの設定で阻止するとなる。私は、そうしたよ。だが、その内に、また来る。で、また対応策を取る・・・これを無駄(な労力)と言うな。
分かりましたか?自分にも、人にも厳しくないと秩序は乱れてしまうものなのだ。天網恢々疎にしてもらさず・・・必ず、帳尻は合わせられるものだ。
参考(インターネット便利だ) 天とは常のことで自然の法則のことだ。
恢恢疎だと、燃えちまって隣の網すらも見えないほどの、おおざっぱな網だから、洩らしちまうよ「漱石」・・にはならない。インターネットは人が作ったもの。それを人が制御できなくなると、やがては人災となり、天も、火の粉を払う。天の罰だから、それは厳正で、憐れみなどは微塵もない。・・・妙な正当化(同情)は捨てよう。何もかも滅ぼす元だ。

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