梅林公園に行こう ― 2015年02月10日 01:03
梅林公園に行こう
谷尾崎梅林公園 梅まつり
ぐずぐじしては、おられない。もう賞味期限が近い。馬鹿なことなぞ言っておらずに梅祭りに集中しなくてはならない時である。 ただ、お客さんは、ふらっと梅林公園に来ても感じることが少ない。が、この谷尾崎の「コブ取り爺さん」を見て来たとなれば、そういう妙な人もおるかとか言いながら散歩ができる。有名サイトではないから案外と秘密だ。ヒ-ミ-ツ。
カシラ鬼は、秘密の内に決断を下さなければならない。人生、こういうこと多い。秘密といえばと、カシラは、思う。
昔々、小学校の学習遠足で三井グリーンランドあたりに行った。ここのジェットコースターは怖かった・・今は、もう違うモノになったと思うが、坂を登って行って、よしとか覚悟を決めていると、何と、後ろに走り出して後ろへ一回転し、止まるが、今度は前へ一回転というコースだった。
女子など乗りたいが、どうも怖い。そういうふうにするのが女子力であろう、思い切って悲鳴あげても大丈夫であるし、ただ、だれかに聞かせる必要が絶対にあるようである。でもって、どの男を選ぶか? それは本命以外である。本命は取っておかねばならないのだからだ。つまり、こういうのに誘われる男は、ドーでも良い男なのである。14日にチョコもらうのも、だいたいソ-なのだ。お馬鹿さん。
ジェットコースターは出発する。期待と不安と後悔の声があふれる中で、「うっふっふ」とか笑うカシラであった。しかし、一瞬で終わった・・そうでなければ儲からんからなあ。 泣いている女子もおるが、こちらも乗り物酔いであるから気分までも青かったろう。鬼なのに。というか、鬼用の乗り物だったのだ。
すると、今度はメリ-ゴーランドに乗ると言って腕を引く。オウ、オウまかせんかい。と4人で乗る。これが狭くて、詰め込み部屋で、高く登るし、世間と隔離され、何か違う意味のハラハラ・ドキドキ体験。時間だって相当にあって、女子声に、黄色や赤のセーターなんかも着ていて、肌ざわりというか鼻ざわりが、梅の香のごとくだ。・・・昔々の話だ。過ぎ去ったことだ。前向きにしよう。
あれ、成功していたら、今の女房ではなかったように思う。あー、もう、雑念で集中できない。ったく、おまえら二人がこんな問題を持ち込むんで、こんなにも余裕がないのだ。
ああ、そうだった。宿題を思い出した。二者択一だったな。ったく。 きのう、暗礁に乗り上げていたから、あそこからだ。何でも土台からしっかり積まないと崩れるから、アソコからやるしかない。
たとえばだ、相撲をするというのは、勝負であって、引き分けのようなものは無いのだ。勝ちがあるから負けがある。意味が少し違うが表裏一体だ。勝ちが二人など無いのである。
ノコッタ、ノコッタ、はい、終わりました。結果は皆さんで考えてなんていうのは学校の道徳しか無いのだ。判定専門職の行司に、審判の物言い役に、ビデオ判定役もあって、最後は取り直しまである。勝負は、鬼な場なのだ。
話を急がんとイカンので、えい、あの犬が吠えたら元の持ち主に返すで行く。 その犬が両方の爺さんと均一な立場かとか、カシラに吠えたり吠えなかったりの確率は一定かとか、そんなことは、もう、考えないのだ。もう、恨みついでだ。あのメリーゴーランドの仇だ。
谷尾崎梅林公園 梅まつり
ぐずぐじしては、おられない。もう賞味期限が近い。馬鹿なことなぞ言っておらずに梅祭りに集中しなくてはならない時である。 ただ、お客さんは、ふらっと梅林公園に来ても感じることが少ない。が、この谷尾崎の「コブ取り爺さん」を見て来たとなれば、そういう妙な人もおるかとか言いながら散歩ができる。有名サイトではないから案外と秘密だ。ヒ-ミ-ツ。
カシラ鬼は、秘密の内に決断を下さなければならない。人生、こういうこと多い。秘密といえばと、カシラは、思う。
昔々、小学校の学習遠足で三井グリーンランドあたりに行った。ここのジェットコースターは怖かった・・今は、もう違うモノになったと思うが、坂を登って行って、よしとか覚悟を決めていると、何と、後ろに走り出して後ろへ一回転し、止まるが、今度は前へ一回転というコースだった。
女子など乗りたいが、どうも怖い。そういうふうにするのが女子力であろう、思い切って悲鳴あげても大丈夫であるし、ただ、だれかに聞かせる必要が絶対にあるようである。でもって、どの男を選ぶか? それは本命以外である。本命は取っておかねばならないのだからだ。つまり、こういうのに誘われる男は、ドーでも良い男なのである。14日にチョコもらうのも、だいたいソ-なのだ。お馬鹿さん。
ジェットコースターは出発する。期待と不安と後悔の声があふれる中で、「うっふっふ」とか笑うカシラであった。しかし、一瞬で終わった・・そうでなければ儲からんからなあ。 泣いている女子もおるが、こちらも乗り物酔いであるから気分までも青かったろう。鬼なのに。というか、鬼用の乗り物だったのだ。
すると、今度はメリ-ゴーランドに乗ると言って腕を引く。オウ、オウまかせんかい。と4人で乗る。これが狭くて、詰め込み部屋で、高く登るし、世間と隔離され、何か違う意味のハラハラ・ドキドキ体験。時間だって相当にあって、女子声に、黄色や赤のセーターなんかも着ていて、肌ざわりというか鼻ざわりが、梅の香のごとくだ。・・・昔々の話だ。過ぎ去ったことだ。前向きにしよう。
あれ、成功していたら、今の女房ではなかったように思う。あー、もう、雑念で集中できない。ったく、おまえら二人がこんな問題を持ち込むんで、こんなにも余裕がないのだ。
ああ、そうだった。宿題を思い出した。二者択一だったな。ったく。 きのう、暗礁に乗り上げていたから、あそこからだ。何でも土台からしっかり積まないと崩れるから、アソコからやるしかない。
たとえばだ、相撲をするというのは、勝負であって、引き分けのようなものは無いのだ。勝ちがあるから負けがある。意味が少し違うが表裏一体だ。勝ちが二人など無いのである。
ノコッタ、ノコッタ、はい、終わりました。結果は皆さんで考えてなんていうのは学校の道徳しか無いのだ。判定専門職の行司に、審判の物言い役に、ビデオ判定役もあって、最後は取り直しまである。勝負は、鬼な場なのだ。
話を急がんとイカンので、えい、あの犬が吠えたら元の持ち主に返すで行く。 その犬が両方の爺さんと均一な立場かとか、カシラに吠えたり吠えなかったりの確率は一定かとか、そんなことは、もう、考えないのだ。もう、恨みついでだ。あのメリーゴーランドの仇だ。
梅林公園に行こう ― 2015年02月12日 00:11
梅林公園に行こう・・寒さは開花の号砲前だ
谷尾崎梅林公園 梅まつり
まず、復習。
ほおに大きなコブをぶら下げた善兵爺さんは、山へ木を切りに行きました。が、大あらしになって、窪みへ飛び込むと梅林公園の池底に着きました。夜中になって雨が止むと、金峰山の鬼が降りてきて、宴会を始めました。陽気な爺さんは、その宴会に飛び入り参加をしましたが、朝、鬼どもがコブを取りあげ、明日まで預かると言いました。
善兵爺さんは、帰り道に人と出会うと、みんなが目を丸くし、次に顔を伏せ気味にして「おはようございます」といった具合で、何か不愉快な気持ちになりました。家に帰っても、だれも顔の変化に気づきません。お婆さんに至っては、金メダリストの羽生あたりにしか興味が無く、コブがあるとか無いとかなど、誤差の範囲だったのです。顔でも亡くせば気づいたことでしょう。
ところが愛想良く近づいて、親しげに話す人が出てきました。それが与三爺さんでした。与三も、きのうのテレビがどうとかの話をし、何を言いたいのかが分かりにくいのでしたが、周囲を見回してから、ヒットラーの笑顔のような顔をして言いました。
善兵さんには、いつも助けてもらっていて、ありがとう。感謝しているといいました。 まあ、こういう電話やメールは削除だが、面と向かい合っている相手なので、愛想笑いで答えます。与三は、まあ、何だねえ。とか言いながら、要するに、常々の自分に落ち度があれば指摘して欲しいと言う。
いや、別に、何もないよ。みずくさいね、と世辞を言う他はありません。与三は嬉しそうに、君の態度は立派だと言い、僕は君と親友で幸せだよと握手をしてきます。キモイとは言えないので、まあ、うちの犬が「お手」をした表情で与三を見ました。すると、僕は君にアンパンを分けてあげたことがあるねえとか言います。何だよ、賞味期限切れのヤツかとも言えないので、そうだったねえと笑う。
与三は、満足げに笑った後で、お互いに助け合うというのはいいもんだねえと言い、そうして一転、神妙な顔で言う。ところで、君は、いい医者を見つけたようだねえ?
善兵爺さんは、鬼の宴会に飛び出すような人であっても妙な気はしたが、すっかり興奮気味にしゃべりまくった。ああなって、こうなって・・・この調子であるから、家族も聞かないのであるが。しゃべり始まると、まあ、関連する全部のことを言い出すので軽い話でも1時間ほどかかる。聞く方は、録音機でもないと目的を見失う。が、与三はにっこり笑って、キセルに火をつける・・・聞くのは一点だけだ。
しかし、酒でも出さんと吐かないようだなと思ったのだが、そこは面接なども名人で出世した与三なので、相手の得意なところへ集中を忘れない。よって、善兵の踊りのウマサを延々と聞くのであるが、与三が、それを羨ましがってみせるので、善兵も非常に気持ち良く、踊りのノウハウ(悟り)を語る。鬼を黙らせる方法はね、と言う。
与三さんなら、鬼の前に、どうやって出るの?とたずねる。
うーん、与三はピンチでもある。が、親しげに、ソレ教えてよ、とクスグル。話は長引こうね。二人は同じ事を話題にしたいのにね。同床異夢じゃなくて異床同夢だ。
谷尾崎梅林公園 梅まつり
まず、復習。
ほおに大きなコブをぶら下げた善兵爺さんは、山へ木を切りに行きました。が、大あらしになって、窪みへ飛び込むと梅林公園の池底に着きました。夜中になって雨が止むと、金峰山の鬼が降りてきて、宴会を始めました。陽気な爺さんは、その宴会に飛び入り参加をしましたが、朝、鬼どもがコブを取りあげ、明日まで預かると言いました。
善兵爺さんは、帰り道に人と出会うと、みんなが目を丸くし、次に顔を伏せ気味にして「おはようございます」といった具合で、何か不愉快な気持ちになりました。家に帰っても、だれも顔の変化に気づきません。お婆さんに至っては、金メダリストの羽生あたりにしか興味が無く、コブがあるとか無いとかなど、誤差の範囲だったのです。顔でも亡くせば気づいたことでしょう。
ところが愛想良く近づいて、親しげに話す人が出てきました。それが与三爺さんでした。与三も、きのうのテレビがどうとかの話をし、何を言いたいのかが分かりにくいのでしたが、周囲を見回してから、ヒットラーの笑顔のような顔をして言いました。
善兵さんには、いつも助けてもらっていて、ありがとう。感謝しているといいました。 まあ、こういう電話やメールは削除だが、面と向かい合っている相手なので、愛想笑いで答えます。与三は、まあ、何だねえ。とか言いながら、要するに、常々の自分に落ち度があれば指摘して欲しいと言う。
いや、別に、何もないよ。みずくさいね、と世辞を言う他はありません。与三は嬉しそうに、君の態度は立派だと言い、僕は君と親友で幸せだよと握手をしてきます。キモイとは言えないので、まあ、うちの犬が「お手」をした表情で与三を見ました。すると、僕は君にアンパンを分けてあげたことがあるねえとか言います。何だよ、賞味期限切れのヤツかとも言えないので、そうだったねえと笑う。
与三は、満足げに笑った後で、お互いに助け合うというのはいいもんだねえと言い、そうして一転、神妙な顔で言う。ところで、君は、いい医者を見つけたようだねえ?
善兵爺さんは、鬼の宴会に飛び出すような人であっても妙な気はしたが、すっかり興奮気味にしゃべりまくった。ああなって、こうなって・・・この調子であるから、家族も聞かないのであるが。しゃべり始まると、まあ、関連する全部のことを言い出すので軽い話でも1時間ほどかかる。聞く方は、録音機でもないと目的を見失う。が、与三はにっこり笑って、キセルに火をつける・・・聞くのは一点だけだ。
しかし、酒でも出さんと吐かないようだなと思ったのだが、そこは面接なども名人で出世した与三なので、相手の得意なところへ集中を忘れない。よって、善兵の踊りのウマサを延々と聞くのであるが、与三が、それを羨ましがってみせるので、善兵も非常に気持ち良く、踊りのノウハウ(悟り)を語る。鬼を黙らせる方法はね、と言う。
与三さんなら、鬼の前に、どうやって出るの?とたずねる。
うーん、与三はピンチでもある。が、親しげに、ソレ教えてよ、とクスグル。話は長引こうね。二人は同じ事を話題にしたいのにね。同床異夢じゃなくて異床同夢だ。
梅林公園に行こう ― 2015年02月16日 23:53
梅林公園に行こう
谷尾崎梅林公園 梅まつり
カシラ鬼は、コブの割り振りを仇であるとし、コブを握りしめている。ドウしてくれるか見ておれ、というわけである。やがて夜だが、運命が待っている二人は、異床同夢の戦いにあった。
兵法家にして偽善者の自覚がある善兵と、偽善を自覚していない小梅ショックの傷を持った偽善者の与三の戦いである。早く、コブの話題をし、何とかして相手のコブをやりたい善兵。何としても、まずは、コブ除去を夢見る与三である。
与三さんなら、鬼の前に、どうやって出るの? 与三は、ひと思いに医者はどこ?と言うようにしたいが、相手は、途切れなくしゃべるので、聞いていると、やや意識がうすれたりと、タイミングがつかめない。
まあ、チョコを渡そうとするときに、誰か来たりするようなアンバイなのである。 兵法家もイライラしてはいた。早くしないと集団で鬼に訪ねられたら大変なのだ。必要ならウソも方便とか、自分中心の論理も考えるが、兵法家として、自分の論理を聞いてくれる人は貴重にも思ったというから、もう、ヒッチャカ・メッチャカであった。
鬼の前に出る時はね、
まず、力一杯、鬼の顔をするし、オーリャーと叫ぶ。鬼踊りで行けば仲間の心地がするのさ・・というから、これは、これで立派な論ではあった。
皆さんも、ご存じであろう?怖い目にあったら、自分も怖いカッコウをする・・・コスプレだ。まず、恐ろしい化粧をし、腕を垂らすと幽霊になるので、まあ、仲間になったので怖くないのである。
そうかと感心する与三。タバコを吹かす手も止んだ演技もする。
チッ、と善兵は思う。早く、コブを取った方法を教えてよ、と言わんか。 同じく、チッ、と唇を噛む与三。お前から言えよと思うが、ここは、キセルを攻める。ああ、ヤニが詰まるとか、このキセルめぇとか言う。
何?キセルがイカンかあーと慰める善兵。
二人は、同じ話題をしたいのに、それができない前期恋人同士のようなものであった。
谷尾崎梅林公園 梅まつり
カシラ鬼は、コブの割り振りを仇であるとし、コブを握りしめている。ドウしてくれるか見ておれ、というわけである。やがて夜だが、運命が待っている二人は、異床同夢の戦いにあった。
兵法家にして偽善者の自覚がある善兵と、偽善を自覚していない小梅ショックの傷を持った偽善者の与三の戦いである。早く、コブの話題をし、何とかして相手のコブをやりたい善兵。何としても、まずは、コブ除去を夢見る与三である。
与三さんなら、鬼の前に、どうやって出るの? 与三は、ひと思いに医者はどこ?と言うようにしたいが、相手は、途切れなくしゃべるので、聞いていると、やや意識がうすれたりと、タイミングがつかめない。
まあ、チョコを渡そうとするときに、誰か来たりするようなアンバイなのである。 兵法家もイライラしてはいた。早くしないと集団で鬼に訪ねられたら大変なのだ。必要ならウソも方便とか、自分中心の論理も考えるが、兵法家として、自分の論理を聞いてくれる人は貴重にも思ったというから、もう、ヒッチャカ・メッチャカであった。
鬼の前に出る時はね、
まず、力一杯、鬼の顔をするし、オーリャーと叫ぶ。鬼踊りで行けば仲間の心地がするのさ・・というから、これは、これで立派な論ではあった。
皆さんも、ご存じであろう?怖い目にあったら、自分も怖いカッコウをする・・・コスプレだ。まず、恐ろしい化粧をし、腕を垂らすと幽霊になるので、まあ、仲間になったので怖くないのである。
そうかと感心する与三。タバコを吹かす手も止んだ演技もする。
チッ、と善兵は思う。早く、コブを取った方法を教えてよ、と言わんか。 同じく、チッ、と唇を噛む与三。お前から言えよと思うが、ここは、キセルを攻める。ああ、ヤニが詰まるとか、このキセルめぇとか言う。
何?キセルがイカンかあーと慰める善兵。
二人は、同じ話題をしたいのに、それができない前期恋人同士のようなものであった。
梅林公園に行こう ― 2015年02月17日 21:19
梅林公園に行こう
谷尾崎梅林公園 梅まつり
フト思う。
何故に、猫は車の直前に飛び出すのであろうか。それは、動物学者などが理由付けしているとは思うので、ねつ造とか言われようが、でも思うのだ。
猫は、車をやり過ごそうと思って身構える。そうして、1 ニィ の 3 で飛び出すと決め、車を待つも、まあ、これが遅い。で、フライングをするというわけだ。・・・危ないかもしれないので回避できるように、とか考えていてはタイミングが測れないのだ。 そういうことが無いように、正しくタイミングを謀る善兵と与三であった。
善兵は言う。秘訣は平常心だ。絶壁の上を畳の縁の上のごとく歩く心だと。普段の状態であれば勝てるのだとか言う。危ないとかいって、姿勢を変えてはいかん。でなければ、鬼の前には出れんぞと。
え?とか、与三が驚く。よって、この、え?に対して答えなけ ればならない。これはねえ、武藏があ・・・とか言う。ほら五輪書のぉ・・と説明するも、今度は五かあ、4じゃないんじゃね?とか聞こえてくる。何を聞いておるのか、こん馬鹿、と善兵が思うも、押さえにゃーならん。
待てよ、これは相手も気づいてトボケとるのかもしれん・・中々やるな。夜の宴会は迫るが、ここは戦いだ。こういうのを楽しまにゃーならん。人生は常に攻めだ。鴎外の言う「人生、鍛冶屋の金槌のように打撃」し続けるしかないのだ。ジーンときた。 不覚にも涙する善兵であった。かなりの女子力である。最近のキーワードだ。
すると、与三も、オンオン泣いたというから、これは! これは、すけっべの印だ。与三は、そうか、スケベエであったのだ。何故に?あら、知っているでしょう?
バレンタインデーに大変なことになった。さあ、どうする? 泣くべきなのだ。男子が。猫のタイミングだ。すると、女子は聞こう?
どうしたのよ、と。
ここは、謝罪だ。財布ごと渡しながら反省を態度で示すとぉ、相手は言う。何、言ってるのよ。あたしはね、あんたに拾ってもらおうなんて思って付き合ってんじゃナイよと! 男は、影でベロを出す・・・与三、お前は、こういうヤツと思うぞ。 女子力で負けない善兵は言う。
いいのよ、いいのよ、遊びでも。幸せだったよ。泣きやみな! ううーむ。くさい。寒い。
というわけで、善兵が言う。「実はぁー、鬼にコブを取られたんだ」と。 やった、やった、勝ったと与三は思う。聞き出す一点は、ここであったのだ。と、トドメの泣きをする。これで、何も言わなくてもOKになる。女子力の威力は、鬼神に迫るのだから、諸氏も試すが良い。
谷尾崎梅林公園 梅まつり
フト思う。
何故に、猫は車の直前に飛び出すのであろうか。それは、動物学者などが理由付けしているとは思うので、ねつ造とか言われようが、でも思うのだ。
猫は、車をやり過ごそうと思って身構える。そうして、1 ニィ の 3 で飛び出すと決め、車を待つも、まあ、これが遅い。で、フライングをするというわけだ。・・・危ないかもしれないので回避できるように、とか考えていてはタイミングが測れないのだ。 そういうことが無いように、正しくタイミングを謀る善兵と与三であった。
善兵は言う。秘訣は平常心だ。絶壁の上を畳の縁の上のごとく歩く心だと。普段の状態であれば勝てるのだとか言う。危ないとかいって、姿勢を変えてはいかん。でなければ、鬼の前には出れんぞと。
え?とか、与三が驚く。よって、この、え?に対して答えなけ ればならない。これはねえ、武藏があ・・・とか言う。ほら五輪書のぉ・・と説明するも、今度は五かあ、4じゃないんじゃね?とか聞こえてくる。何を聞いておるのか、こん馬鹿、と善兵が思うも、押さえにゃーならん。
待てよ、これは相手も気づいてトボケとるのかもしれん・・中々やるな。夜の宴会は迫るが、ここは戦いだ。こういうのを楽しまにゃーならん。人生は常に攻めだ。鴎外の言う「人生、鍛冶屋の金槌のように打撃」し続けるしかないのだ。ジーンときた。 不覚にも涙する善兵であった。かなりの女子力である。最近のキーワードだ。
すると、与三も、オンオン泣いたというから、これは! これは、すけっべの印だ。与三は、そうか、スケベエであったのだ。何故に?あら、知っているでしょう?
バレンタインデーに大変なことになった。さあ、どうする? 泣くべきなのだ。男子が。猫のタイミングだ。すると、女子は聞こう?
どうしたのよ、と。
ここは、謝罪だ。財布ごと渡しながら反省を態度で示すとぉ、相手は言う。何、言ってるのよ。あたしはね、あんたに拾ってもらおうなんて思って付き合ってんじゃナイよと! 男は、影でベロを出す・・・与三、お前は、こういうヤツと思うぞ。 女子力で負けない善兵は言う。
いいのよ、いいのよ、遊びでも。幸せだったよ。泣きやみな! ううーむ。くさい。寒い。
というわけで、善兵が言う。「実はぁー、鬼にコブを取られたんだ」と。 やった、やった、勝ったと与三は思う。聞き出す一点は、ここであったのだ。と、トドメの泣きをする。これで、何も言わなくてもOKになる。女子力の威力は、鬼神に迫るのだから、諸氏も試すが良い。
梅林公園に行こう ― 2015年02月19日 00:02
梅林公園に行こう
谷尾崎梅林公園 梅まつり
善兵は、君は困っていたのかぁとか口ずさみながら、そうして、言う。 とにかく、よい踊りが大切だよ。それにはね、とノウハウを気前よく提供する。鬼は、神通力の持ち主だとか言うと、与三はひれ伏す。恭順な態度が伝わり、善兵、キモチ良し。ソうカソカと、奥義を披露するわ、君には負けたと言うし、太宰の言葉に従えば、次のようなものだ。・・青空文庫を見てみなさい。
最初に、たとえばねえ、といいながら、鬼どもの酒宴のまんなかに粛々と歩を運び、「ふつつかながら」と会釈をし、鉄扇をバッと開き、キッと月をにらみ上げ、大樹のごとく不動。一呼吸置いて、トンと足踏みをし、おもむろに、ヤアヤア我はぁとか、うめく。たとえばだよ、と念は押す。
与三は本当に驚いた。いや、貴重な教示である。そうか、鬼は歌舞伎好みだったのかと納得。 皆さんは、ソウカ、そか、と思うだろうが、ソコ悲しい。大衆の中の孤独だ。
今一度、太宰の言葉を借ろう。著作権も切れとろし。 そもそも、与三の人品は、いやしく無い。体格は堂々、鼻も大きく眼光鋭い。言語動作は重々しく、思慮分別も十分。服も立派で、学問も、財産も、あの酒飲みとは較べものにならない。ケチだが。 近所の人たちも皆、一目置いて、「先生」などと言っていた。何もかも立派なお方ではあつたが、どうも左のホホのコブのために、日夜、ユウウツで楽しめない。
おかみさんは、ひどく若く、36歳だ。色白、ぽつちやり、いつも陽気にはしやいでる。13の娘がひとりあつて、これはなかなかの美女で生意気。が、この母娘は気が合つて、いつも何かと笑い騒ぎ、そのために、この家庭は、お旦那の苦虫を噛みつぶしたやうな表情にもかかわらず、明るい。そう見える。
「お母さん。お父さんのコブは、どうして赤いの。タコの頭みたいね。」と言う、が、母は叱りもせず、ほほほと笑い、「そうね、でも、木魚をほっぺたに置いているのよ」とか答える。
「うるさい!」と旦那は怒り、ぎよろりと妻子をニランで、すつくと立ち上り、奥の薄暗い部屋に退却し、鏡をのぞき、「ああっと」とつぶやく。
いつそ、刀で切つて落さうか、死んだつていい、とまで思いつめていたのだ。
さすがに、プロの文はうまいが、そういうことであったのだ。谷尾崎のぉ伝承とぉ同じだ。
というわけで二人の爺さんは目的を達したのである。善兵爺さんは言う。引き分けだ・・いまのところは。だが、若い、白い、ぽっちゃり、おかみさんでは同情などはされん。女たらしにや罰は要る。
谷尾崎梅林公園 梅まつり
善兵は、君は困っていたのかぁとか口ずさみながら、そうして、言う。 とにかく、よい踊りが大切だよ。それにはね、とノウハウを気前よく提供する。鬼は、神通力の持ち主だとか言うと、与三はひれ伏す。恭順な態度が伝わり、善兵、キモチ良し。ソうカソカと、奥義を披露するわ、君には負けたと言うし、太宰の言葉に従えば、次のようなものだ。・・青空文庫を見てみなさい。
最初に、たとえばねえ、といいながら、鬼どもの酒宴のまんなかに粛々と歩を運び、「ふつつかながら」と会釈をし、鉄扇をバッと開き、キッと月をにらみ上げ、大樹のごとく不動。一呼吸置いて、トンと足踏みをし、おもむろに、ヤアヤア我はぁとか、うめく。たとえばだよ、と念は押す。
与三は本当に驚いた。いや、貴重な教示である。そうか、鬼は歌舞伎好みだったのかと納得。 皆さんは、ソウカ、そか、と思うだろうが、ソコ悲しい。大衆の中の孤独だ。
今一度、太宰の言葉を借ろう。著作権も切れとろし。 そもそも、与三の人品は、いやしく無い。体格は堂々、鼻も大きく眼光鋭い。言語動作は重々しく、思慮分別も十分。服も立派で、学問も、財産も、あの酒飲みとは較べものにならない。ケチだが。 近所の人たちも皆、一目置いて、「先生」などと言っていた。何もかも立派なお方ではあつたが、どうも左のホホのコブのために、日夜、ユウウツで楽しめない。
おかみさんは、ひどく若く、36歳だ。色白、ぽつちやり、いつも陽気にはしやいでる。13の娘がひとりあつて、これはなかなかの美女で生意気。が、この母娘は気が合つて、いつも何かと笑い騒ぎ、そのために、この家庭は、お旦那の苦虫を噛みつぶしたやうな表情にもかかわらず、明るい。そう見える。
「お母さん。お父さんのコブは、どうして赤いの。タコの頭みたいね。」と言う、が、母は叱りもせず、ほほほと笑い、「そうね、でも、木魚をほっぺたに置いているのよ」とか答える。
「うるさい!」と旦那は怒り、ぎよろりと妻子をニランで、すつくと立ち上り、奥の薄暗い部屋に退却し、鏡をのぞき、「ああっと」とつぶやく。
いつそ、刀で切つて落さうか、死んだつていい、とまで思いつめていたのだ。
さすがに、プロの文はうまいが、そういうことであったのだ。谷尾崎のぉ伝承とぉ同じだ。
というわけで二人の爺さんは目的を達したのである。善兵爺さんは言う。引き分けだ・・いまのところは。だが、若い、白い、ぽっちゃり、おかみさんでは同情などはされん。女たらしにや罰は要る。
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