奈落の底への伝言4/11 ― 2012年04月11日 22:02
奈落の底への伝言65・・美貌の数学者
そうすると、時間の経過とともに努力の天才達の容姿はより美に向かっていくか?・・そうなったような方はいない。賞味期間の限りである。老人痴呆ともなれば、容貌がどうのとか言うような問題ではないからだ。
少しまとめよう。福沢諭吉の晩年ぐらいの昔、ロシア出身の数学者ソーニャ・コワレフスカヤとかいう方がおられたとか。・・ロシアの方の名前は、ものすごい。人物名などを並べようものなら、もう、それだけで芸術的で、詩にすらなっているほどだ。それはともかく、このソーニャはYohTubeにちゃんと投稿してあるから感謝感謝である。
で、そのお姿を見れば、これは美しい。実際に、ソーニャがテーブルに着けば、そのあたりが明るくなったとかである・・・照度計で計ったわけではなかろうが。
愛想も良かったらしく大抵の男どもを、まとめてイチコロにした。ボーッとさせるのである。男を見る目も確かで売り出し中のドストエフスキーに恋心を抱くし、ノーベルはソーニャに言い寄ったともいうから美貌部門にノーベル賞があったら、それも取れたほどであったのだ。とにかく多くの天才秀才(異性の)を魅了した美人は、天才数学者にして、会話のミケランジェロでもあったために、光り輝いていたのである。このくらいの人ともなれば、解けない問題などは存在しない。解けない問題があったとすれば、それは答えが存在しない問題だからだ!
だが、現実に解けそうであるのに解けない問題があった。それは自分の心と恋人の心であったと思われる。これらは問題を起こす。むろん、解決策は見いだせるのであるが、その答えが分かったら問題が変化していて、まあ、ミスプリントというか問題自体が欠陥であったのだ・・・人間とは、そういうものぐらいは、もちろん知っていたのである。だが、ソーニャには許せない問題であったのだ。・・こりゃ、ソクラテスとか、えい、イエスあたりでも大丈夫かい?とか思うことである。
うーむ、やや、変人という枠にも入りそうであるが、それでも羨ましいと思う父であった。
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